生活情報

タイで携帯や物を紛失した時の対処法

2015年5月14日

海外旅行中に携帯をなくしてしまうと焦りますよね。以前携帯を無くしたことをブログに書いたのですが、その検索でたどってきた人たちもいたので、今回は旅行中にタイで携帯を無くしてしまった場合の対処方法と回線を止めるのにも連絡手段がない場合のおすすめ方法をご紹介したいと思います。

携帯の回線をとめてもらう

置き忘れも紛失も盗難の場合もまずなにより一番初めにすることは不正利用防止の為に携帯会社に回線を止めてもらうことです。自分はよくても友達の連絡先などが出回ってしまったり、着信を取ってしまったら取った側にも料金が発生するだけではなく、ご自身も高額請求支払いになってしまうので大変です。たった15時間で100万の請求をされた人もいますからね。油断はできません。

連絡手段がありません。

そう、携帯を紛失、置き忘れてしまったのだから連絡手段がない人もいると思います。滞在先ホテルが近い場合はwifi利用、また電話を借りるためホテルに一度戻るのも手です。また、タイでは公衆電話も比較的多く設置してあります。

運がよければ、入ったお店に同じ日本人がいるかもしれません。カフェでのんびりしているのなら住んでいたり、タイで使っている携帯などを持っている可能性が高いです。思いっ切って相談し貸してもらうのも手です。私の場合、外にいるときの日頃の連絡手段としてタイ用にガラケーを買っていたのでそれを貸しました。外や買い物中に声をかけるのも手ですが、カフェで座っている人のほうが貸している間隣で座ってみていられるし貸す側も安心です。

友達が一緒にいる場合:wifiがあるお店に入る。カフェにはだいたいあります。注文する前にwifiがあるか聞いてみましょう(片言の英語でも「free wifi???」と携帯を見せながら聞けば教えてくれます)

一人旅の場合:パソコンやタブレットがある人は上と同じくwifiのあるお店に入りましょう。何もない場合は滞在先のホテルから電話を掛ける(ホテル側に電話料金を確認しておきましょう。また携帯会社によっては無料電話もあります)または、公衆電話から電話からかけましょう。

ツアーの場合:ガイドさんに相談しましょう。また、海外用の電話を持っている人もいるかもしれません。周りの人にも聞いてみるのも手かも。

各携帯会社には国際コレクトセンターがあるので同じ会社の携帯なら無料、それ以外なら有料です。また、携帯会社によってはネット上で回線を切ることも可能です。

ソフトバンクの場合

ソフトバンクをお使いの方は、ネット上の「個人ページのマイソフトバンク」または、電話で「ソフトバンクモバイル国際コールセンターに電話をかける(ソフトバンクなら無料)」ことで回線を止めることができます。24時間無休でつながります。

紛失・盗難時に回線停止する-ソフトバンク

【PC・ネット上で回線停止手続きが可能】
マイソフトバンク

マイソフトバンクをあらかじめ登録されている人はネット上で回線を止めることが可能。登録されていない方は登録可能ですが、パスワードのお届け方法が機種によりSMS、郵送、確認画面の3つの方法になります。

海外から電話でかけるとき:ソフトバンクモバイル国際コールセンター
+81-92-687-0025(有料・ソフトバンク携帯電話からは無料)

ドコモの場合

ドコモの場合、ネット上の「マイドコモのオンライン手続」または、電話対応も可能です。同じドコモの携帯からなら無料電話で手続きが可能、他社携帯の場合は有料となります。

盗難・紛失したときは | お客様サポート | NTTドコモ

【ネット上で回線手続きが可能】
My docomoの「ドコモオンライン手続き」

海外でドコモの携帯からかける場合
+81-3-6832-6600(無料・24時間対応)

ホテルや他社携帯の場合はこちらをご確認ください。
海外からのお問い合わせ先 | NTTドコモ

auの場合

auの場合、ネット上で「auお客様サービス(auID)」または、電話で回線を止めることが可能です。auの場合アクセス番号を使い一般電話からの電話が無料になります。携帯からかける場合はドコモからは無料、他社は有料となります。

【ネット上で回線停止(auIDがわかる場合)】
「auお客様ポート」ログイン

海外から電話をする場合
+81-3-6670-6944(ドコモ無料・他社有料)

一般電話(無料)の方はこちらをご確認ください。
海外からのお問い合わせ番号 | 国際サービス:サービス・機能 | au

携帯を探す機能で検索できないのか

携帯電話やタブレットが圏外、電源OFFの場合は調べることができません。海外で使用している場合大半の方が機内モードオンにしていると思います。(電波のところが飛行機マーク)その場合電波や回線がたっていない状態なので残念ながら携帯を探すことはできません。

探しても相手が移動していたらどうにもならず、不正利用され多額の料金が請求されたとしても「海外旅行保険適用外」です。

紛失モードでロックをかける

iphoneの場合、icloudを使って紛失モード機能で携帯事態にロックをかけることは可能です。しかし、これで安心だと思ったら大間違いです。日本では中々考えられませんが、海外ではSIMカードを外す、付け替える行為は日常茶飯事です。SIMカードを抜き取られ不正利用することは簡単な動作だということを覚えておきましょう。

置き忘れで場所はわかっている場合

置き忘れで場所がわかる場合、そして戻れる場合は戻って確認してみましょう。置き忘れの場合でもすぐに手元に戻らない場合はすぐに回線を止めるようにしましょう。ツアー会社の場合でもゲームなど遊ばれていたので見つかったとしても回線を切るのが戻ってきてからも安心して過ごせると思います。

デパートやモール

デパートなどの場合インフォメーションなどで聞くと落し物届の手続きをしてくれます。お客さんや清掃のおばさんが届けてくれるかもしれません。大きなデパートやモールでは英語が通じると思うので聞いてみましょう。仮に届けられた場合にかかってくる電話が必要です。ホテルの電話を教えておくといいでしょう。また、ホテルにも伝えておくと電話がかかってきたときに教えてくれるかもしれません。

タクシー

警察に届いている可能性もあるので警察にも問い合わせてみましょう。またタイではタクシーに忘れ物をした場合は警察よりも「チョーソー(JS)100」と呼ばれるラジオ局に電話をして無線でよびかけてもらうのが賢いやり方のようです。

タクシーでラジオを聞いている人がいるんですが、大抵タクシーでの紛失物のアナウンスが多いです。「水色の○○機種」とか「日本人で~」「どこどこから乗ってどこどこで降りた」とかとか、タクシー全体に(聞いてなかったら意味ないですが)ラジオが流れているので、タクシーならチョーソーがいいかも。

「JS100」は携帯電話を使って24時間情報を共有するラジオ局です。主に交通渋滞情報に加え、イベントや国際会議・デモ・集会等による交通規制等の迂回情報、事件事故、BTSの遅延、飼い犬などの捜索依頼、タクシーの忘れ物情報などが放送されています。

警察にも届けますが、JS100のほうが確実だそうです。タイ語が必要なので、ホテルの従業員さんに頼んでかけてもらうのがいいかもしれません。

チョーソー100のフェイスブック

【電話番号】1137
【伝えること】乗車場所、降車場所、タクシー番号(4桁扉の内側に書いてあります)、携帯番号(ホテルの電話番号)

※タクシー会社に電話をするのは難しいと思います。色やデザインによりタクシー会社も異なります。ピンクと言っても赤に近いピンクのタクシーもあり、タクシー会社を特定するのは難しいでしょう。

バス

路面バスの場合:路面バスの場合、バス会社に問い合わせをするのもありですがタイ語が必須になるでしょう。後から乗った人が警察に届けてくれるかもしれないし、持って行ってしまうかもしれないし、ここは警察に届け出をだすのが一番かもしれません。

バスターミナルの場合:乗ったバスターミナルに行ってバスの運転手に連絡を取ってもらい確認してもうことも…受付の人の采配しだいですが。その際は乗った時間や何行きか、バス番号等、探せる情報を伝えましょう。こちらも警察に届出を出すのが賢明です。

ツアーバスの場合:ツアーバスの場合はすぐにツアー会社に連絡を入れましょう。ツアー名や番号があればそれを伝えるとバスの運転手やツアーガイドさんに確認を取ってくれます。ツアーバスの場合は戻ってくる可能性は高いでしょう。

電車

電車の場合は駅員さんに聞いてみましょう。地下鉄ならMRT、電車ならBTSなど乗った路線で聞き、忘れ物届を出しておきましょう。見つかったら電話がくるかもしれません。

その他

その他、路上や外のマーケットの場合はそこに落ちている可能性はないに等しいでしょう。回線を切ってもらい、警察に届け出を出しましょう。※被害届や盗難届は管轄の警察署で書いてもらいます。

ツーリストポリス:電話 1155

警察に行き盗難届(証明書)を書いてもらう

注意事項・事前準備

これが、一番の難関です。前回紛失時、保険会社にも電話したのですが「現地で盗難届の証明書が必要」と言われました。携帯電話が戻ってこなかったとき「海外旅行保険(損害保険)」を請求するにはこの手続きした紙がなければ請求はできません。※携帯購入時の領収書も※

ホテルの最寄りの警察署、盗まれた場所の管轄の警察署もしくは、タイ観光警察署(ツーリストポリス)に行きましょう。また身分証明としてパスポートを持っていきましょう。ツーリストポリスでは英語対応可、日本語対応可(不定時間・不定休)また、24時間対応、電話でも受け付けています。※他国の場合、大使館のホームページで確認できます※また自ら道端でツーリストポリスと名乗ってくる人には注意しましょう。私服警官はいません。※

聞かれることとしては『氏名、住所(日本)、滞在先住所(ホテル等)、盗まれたもの(携帯会社、電話番号)、盗まれたものの金額、犯人の容姿、盗まれた場所、時間、状況』です。とはいってもだいたいの場合は気づいたら携帯が無かった!という感じだと思います。

そして『盗難証明書(certificate of theft)が必要なので発行してほしい』ということを伝えておきましょう。

I need to get the certification from the police.
(アイニートゥゲザサーティフィケイシャンフラムザパリース/警察から証明書をもらう必要があるんです)

海外旅行保険[トラベル英会話]All About

 

タイ観光警察署(ツーリストポリス)

※※Kassy様から情報をいただきました(2016.08)⇒現在は真反対のフアラポーンから3.5kmの結構不便なところにあります※※とのことです。詳しい場所は大使館サイトをご確認ください。googleマップも載せました!住所提供もありがとうございます!

観光地だと近くにツーリストポリスがウロウロしています。黒い制服を来て片腕章「ツーリストポリス」と書いてあるのが目印です。また観光地や繁華街はツーリストポリスの駐在所が転々とあるので、そこでどうしたらいいのか聞いてみましょう。盗難届は書いてもらえないみたいなので、その場合ツーリストポリスの住所や管轄の警察署の住所を聞いたり、可能ならば紙に書いてもらうとタクシーで向かうのが楽かもしれません。

また、観光地等にある駐在所は、日本と違いちゃんとした交番というより移動できる仮施設といった感じです。ツーリストポリスはほとんどの方が英語が話せます。一度ツーリストポリスに電話をして確認を取るといいかも。

安全対策トラブル対Q&A - 在タイ日本国大使館ウェブサイト(主なバンコク都内の警察署・マップも載ってます)
ツーリストポリス電話24h: 1155 または 0-2356-0583
e-mail: tourist@police.go.th


住所(タイ語):ที่อยู่ : เลขที่ 4 ถนนราชดาเนินนอก แขวงวัดโสมมนัส เขตป้อมปราบศัตรูพ่าย กรุงเทพฯ 10100
住所(英語):4 Ratchadamnoen nok Road, Watsomanas, Pom Prap Sattru Phai, Bangkok 10100

※一般的なガイドブックに載っている場所「観光警察本部(CMICタワー)」では被害届などの相談、受理は行っていないので注意しましょう。

JJマーケットの場合、JJマーケット内でかなりウロウロしています。駐在所はJJマーケット内または、BTSモーチット駅からJJマーケットへ行く途中の公園横(公園を通らず道路沿いを歩いて行った途中)にあります。仮署なので相談のみかも※土日仮施設

日本大使館

最寄駅:日本大使館のまっすぐ下あたりにあるMRTルンピニ駅(地下鉄)

別記事⇒在タイ日本国大使館への行き方

隣の駅にはBTSサラデーン駅(日本人街タニヤ通り)やMRTシーロム駅、3個先にはファッションビルの多いBTSサイアム駅、その先にはMBKのBTSナショナルスタジアム駅があります。

 海外旅行損害保険を請求する

ここまで書いて、気づいた人もいると思いますが、まず携帯電話は戻ってこないと考えたほうがいいでしょう。警察から盗難届証明書をもらったら帰国後、加入していた海外保険に問い合わせして資料を記入し請求しましょう。全額戻ってくるわけではなく、長く使用していればその分差し引かれてお金が戻ってきます。

最後に

基本的に無くしたものはどんなに高価な物でも戻ってくる可能性は奇跡に近いでしょう。結局は戻ってこないので手続きやなんやらで大切な旅行時間を削るのなら、ここはあきらめて旅行を満喫するのも一つの手です。回線だけはしっかり止めておきましょう。

ちなみにタイでは拾って届けてくれた人には基本的に謝礼を渡す決まりがあるとか・・・。あ、もちろん渡す人はおとした人ですけどね。

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  • この記事を書いた人

まめこ

バンコク生活7年目。1児の母まめこです。2018年にバンコクにて男の子を出産。大好きなカフェ巡りや、最近では子どもに関することなど更新中。
2021年に本帰国しました!
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