今回は『タイのごみの分別について』です。
タイには「ごみの分別はないよ」とよく言われていますが、私たちが住んでいるコンドミニアムには緑と黄色のごみ箱があります。場所によっても何個か置かれ、分別している所もありますよね。でも分別方法っていまいち良くわからなくないですか?
生ごみもあるし、段ボールもあるし、ペットボトルも、瓶も、電球も、電池も、ビニール袋に、鼻噛みティッシュ、トイレのティッシュもどれもこれも一緒で良いのー!?ってなりますよね。
何となくペットボトルや瓶は何か違う気がすると思い、いつもごみ箱の横に置いていました。同じ階でもそう思う人も多いようで、ペットボトルや瓶、段ボールは良くゴミ箱の横に置かれています。
ということで、さっそくタイのゴミの分別事情を!
色分けで見られるごみの種類
緑色は『บยะเปียก:カヤ・ピアック』濡れたゴミ、生ごみ
黄色は『บยะเเห้ง:カヤ・ヘーン』乾いたゴミ、リサイクル
บยะ(カヤ):ごみ
เปียก(ピアック):濡れた
เเห้ง(ヘーン):乾いた
※青は一般ごみだそうです。
で大きく分かれています。
「濡れた」「乾いた」の違いでの分別って…これ逆に悩みますよね?濡れてるのは生ごみですぐにピンと来るけど、もうここまで大雑把だと日本のように細かい感じの方が私には考えずに済んでポイポイポイポ~イっと逆に楽だったりします。
分別しなかったごみはどうなるの?
ちなみにこのごみ、特に分別もめちゃくちゃなごみはどうなるのかと言うと。
夜間にごみ収集車の方達がごみを回収しにきてくれます。回収する側が「リサイクル」「売れるもの」「売れないもの」「危険物」と手作業で仕分けをし、これは分けられたもので売れるものやリサイクルは回収者側の収入になります。地区によっては報奨金制度もあるそうですよ。お金にもなるので、収集車の方のおかげでのちにきちんと分別されるんですね!
コンドミニアムの清掃のおばさん、朝から回収しながら(多分ゴミの中を見ている)よさそうなものがあるとせっせと違う回収も始めます(笑)
何度か出くわすのですが、以前大量に捨てられたノートを一冊ずつ確認しながら積み重ねていました。タイ語で色々話されたのですが「まだ使えるから娘に、あなたもいる??」と言ったようなニュアンスでした。
ゴミ出しの日は決まってるの?
日本と大きく異なることと言えば、違い燃えるゴミ、燃えないゴミなどの回収曜日などは無く、好きな時に好きなものをゴミ収集所に捨てます。粗大ごみも、リサイクルも、自分の好きな時に捨てれるのでかなり楽ですね~。
デリバリーして、食べ終わったらその日のうちに捨てれるのがいい。
一軒家などの場合はまた事情が異なってくるのかもしれません。どうなってるんだろう?
実際の所、どのくらいの分別でだしているか
分別については個人差がかなりあると思うんですが、わたしの場合
- ペットボトル・プラスチック系
- 電池
- 割れ物や危険物(包丁とかハサミとかカミソリとか)
はそれぞれ別々に袋に入れて捨ててます。あとは、だいたい一緒の袋にまとめて入れてます。
結構素手で袋をガサガサ片付けてくれているので、切れたりしないかなと思って危険物系は刃の所だけフリーペーパーで巻いて固定して、紙袋に入れてゴミ箱の横に置くことが多いかな。
最近のタイでは
追記:2020年8月現在
去年あたりから、ストローに対する「エコじゃない」っていう気持ちから、一気にタイは紙ストローや再生可能なストロー、洗って使えるストローへ移行。スーパーやコンビニでは、レジ袋の廃止(購入可)により、エコバックが急速に発展しました。
何より大きく変わったのがごみの分別。
コンドミニアムでは変わりはないんですが、街の商業施設ではリサイクル可能なプラスチックごみだけを捨てれるごみステーションが開設され、あちこちで見かけられます。そうそう、商業施設といえば、ゴミの分別も結構細かくなりましたよ◎
タイに来た頃に比べ、環境への意識がかなり高まってきています!