主にエカマイ~アソークのスクンビット奇数側を走る、軽トラックの荷台にお客さんを乗せるタクシー、その名も「シーロー」
スクンビットの奇数側を利用する人には、便利で欠かせないタクシーです!
今回は、そんなシーローの乗り方、基本的な料金、ルールなどをまとめていこうと思います。
シーローとは
ソイ39の入り口にあるシーロー乗り場(シーローに乗りながらシーローを撮っています笑)
街中、特にプロンポン・トンローのスクンビットのソイ奇数側でよく見かける軽トラックの荷台を改造したタクシーです。
シーローは基本的にこんな感じ。
- 走行エリアが基本的に決まっている
- シーローの拠点?縄張りがきちんとある
- 料金がおおまかに決まっている(メーターではない)
- 乗り合いもOKだが、降りる場所が違う場合はそれぞれが料金を払う
- 名称やアパート名で伝える
- 日本人に慣れている
タクシーとは違って、慣れるまでは料金が不透明でわかりずらいのが特徴的かなと思います。
基本的には荷台に乗り込みます。出入口は1か所のみ。
抱っこひもをしながらだと結構きつめ。ベビーカーは軽々入ります。
前後に椅子があって、今座っている側は背もたれあり。
乗るシーローにより個性が出ていて、尚且つ古さや壊れ具合、新品具合、イスの高さ、運転の粗さが異なります。
シーロー乗り場で乗車する際は、担当のシーローのおじさん達が持ち回りで順番に出ていくため、選ぶことはできません。
タクシーと同じ感じです!
日本人が多く住むエリアで活動しているため、日本語や片言にも慣れている印象があります。
横は完全に風通しのいい感じですが、雨や雨季になるとビニールで覆われて多少濡れなくなります(完全ではない時もある)
また、急な停車や衝突、段差に想像以上に体が放り投げられるので、お子さんがいる場合や大人の場合でも手すりを持っておく、咄嗟に子どもをガードできるような座り位置がベストだと思います。
走行エリアはどこ?
基本的には、エカマイ~アソークのスクンビットソイ奇数側を走行しています。
目安でソイを書きましたが、おおよそスクンビットソイ23(アソーク)~スクンビットソイ63(エカマイ)あたりといった感じ。それぞれのソイの細かな部分まで行ってくれます。
個人的に最大はプラカノンまで行ったこともありますが、この場合はタクシーの方が断然安いです。
シーローの場合、よっぽどエリア外の場合を除いて断られることは無いかなと思います。短距離のソイをまたぐ、ソイの入り口、ソイの奥に行くのにとても便利な乗り物です。
主なシーロー乗り場はここ
わたしの知っている乗り場は主にこの辺り。
- フジスーパー1号店(スクンビット・ソイ33/1)
- エムクオのグルメマーケット側の出入口
- フジスーパー2号店(台数は少ない)
- スクンビット・ソイ39の入り口
- フジスーパー3号店(ソイプロムシー1)
- スクンビット・ソイ49の入り口(コンビニの前)
- フジスーパー4号店(スクンビット・ソイ49)
- トラヤベーカリーとリーハウスの間(トンローソイ17のトンローソイ13と交わるあたり)
- 木タラ・カタラはシーナカリン大学裏門(スクンビット・ソイ23の終わり)
シーローが止まっているので、そのまま伝えて乗り込むことが出来ます。
もちろん、走行中のシーローを止めて乗り込むこともOK。
ですが、シーローにはそれぞれ拠点?縄張りみたいなのがあって、例えばフジスーパー4号店にちょうど入ってきて、お客さんを降ろしたばかりの他の拠点から来たシーローに乗りこむことは出来ません。その場合「あっちに言って」と断られるかと思います。
ソイを走っているシーローには、基本的に乗り込むことが出来ます!乗り場がある場所では乗り場で伝える、無い場所では流しで捕まえるという感じです。
料金設定や相場について知りたい
フジスーパー1号店・ソイ39の入り口にあるシーロー乗り場には料金表が貼ってあります。新しいのか古いのかは、わかりませんが、、、
この3年、シーローを自家用車かなというくらい毎日のように乗り続けた感じだとこんな感じでした。
フジ4から乗り込むことが多いので、フジ4拠点ですが、ソイ39の入り口から木タラに行くときも60B支払っています。
40Bないときは、50Bで払うこともあります。とは言っても、お釣りを出す感じはないので、BTSトンローやフジ1あたりは50Bで支払うことも多いかも。
ただ、やっぱり人によっては、10B高い「オクサン、〇〇Bね!」と行って来る人もいます。というより、わたしの知ってる中だと1人だけ確実にいる(笑)
友達と乗りあう場合はどうなる?
乗り合いすることも多いと思うんですが、それぞれ別の行先(降りる場所)で乗りあうことも可能です。
ただし、料金は別々の支払いになります。
例えば
① ソイ39から乗りあった場合
1人は『フジスーパー2号店』⇒30B
1人は『フジスーパー4号店』⇒40B
と別々に料金を支払います。
② ソイ39から2人で乗りあって行先が同じフジスーパー4号店の場合は、2人で40Bになります。
途中で、ピックアップする場合は、シーローによってはピックアップの場合「倍の料金を支払うこと」と注意書きが書いてあるシーローもあるので注意してください。(例の①に当てはまるかなと思います。したことないので詳細はわからず)
乗り合いで知らない人が乗ってくることも全然あります!
そして、先に乗ったから先に行かせてくれるというわけでも残念ながらありません。シーローのおじさんが行きやすい道順と近い順を勝手に決めて周っていきます。
シーローの乗り方
乗り方は、タクシーと同じです。
- 乗り場からの場合は、行先を伝えて乗り込む
- 流しの場合は、手をあげて合図して止まったら行先を伝えて乗り込む
- 居り先がマンションなら到着まで乗ってる
- 居り先がソイのどこかなら、降りたい場所で窓ガラスをコンコンと叩いて合図を送る
- 降りてから支払い※おつりが無いのが好ましい
料金は後払いです。
ある程度、このくらいの相場感だろうなと思ったら「タオライカ(いくらですか?)」と聞かずに支払った方がいいかもしれません。
料金聞くと人によっては相場感より高く言ってくることもあります。降りて払った際に「いくらだよ」と言われることもあるし、この人はいつも高く言ってくるんだよなって人もいます。
相場感がわからず不安な場合は、乗る前に「〇〇・タオライカ?(〇〇まではいくらですか?)」と聞くといいかなと思います。日本人に慣れているので、簡単な片言でも伝わります◎
シーローの行先の伝え方
シーローの場所の伝え方は基本的に
- 「アネックス」「アッパースイート」「サミティベート」「フジ4」などの建物名称
- ソイの入り口・ソイの出口
- BTS〇〇
で伝えます。
日本人が多く住むアパート名なら伝わりやすいです。そのほかで、よく使う場所の名称だと
場所 | 読み |
フジスーパー1号店 | フジ・ヌン |
フジスーパー2号店 | フジ・ソーン |
フジスーパー3号店 | フジ・サーン(ム) |
フジスーパー4号店 | フジ・シー |
カタラ・木タラ | シーナカリン |
駅(BTSトンロー) | ビーティーエス・トンロー |
サミティベート病院 | サミティベーート |
Jアベンニュー | ジェーアベンニュー |
エムクオーティエ | エムクオーティエ |
ソイ39の入り口 | ソイ・サームシップガーオ・パクソイ |
ソイの出口・行き止まり当たり | スックソーイまたはターイソーイ |
抽象的なソイだけの場合「どこのマンションか?(多分コンドー・ティーナイ?って聞かれる)」とか「入り口か?(パクソーイ?って聞かれる)」と思うので、わたしはいつも近くのマンション名を伝えています。
ただそれでも伝わらない時があるので、その場合はソイ名を伝えて、下りたい場所で窓ガラスをコンコンと軽く叩いて、指を下に「ここ、ここ」と合図を送ると止まってくれます。
ガラス越しなので、乗車中は声は届きません。
ナンパやセクハラをするシーローのおじさんもいるし、タクシーもシーローも刃物を持っていることもあるので、助手席には乗らないようにした方がいいです。
あと妊婦さんはシーローに乗らないようにと、先生から注意を受けます。飛び跳ねるくらい揺れることがある。何度も段差で飛び跳ねて、椅子からずり落ちたり、頭強打したりしてます(笑)
まとめ
主に、ソイ39で良く出くわす、女性のシーロー運転手「エーさん」って方がいるんですが、運転は結構粗いものの正規料金で払い過ぎた場合は、必ず戻ってくるし、電話すると迎えに来てくれたり、一方通行で誰も行ってくれないからいつも手前で降りる場所も「乗ってな!」と、ベビーカーや荷物が多いときもすかさず手伝ってくれたりと、とにかく肝っ玉で親切な方です。
電話で呼び出すこともできるので、乗車した際は写メしておくと何か困った時にいいかも。
使いだすととても便利なので、ぜひ活用してみてください!
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