前回記事からの続きです。
➡ 行き方*願いが高速で叶うと噂のピンクのガネーシャ「ワット・サマーンラッタナーラーム」へ ❶
ピンクのガネーシャって、ピンクのガネーシャだけかなーと思っていたら思いのほかいろいろあって、一種のテーマパークのような場所でびっくり。
だいたい2時間30分くらいだろうと予想していたんですが・・・お昼もどこかで食べられたらと思っていたので終始バッタバタでしたね!
余裕を持っても3時間くらいが調度よかったかもしれませんね~。全部回りたい人はもっと時間いると思いますよ。
といことで今回は、ピンクのガネーシャと見逃しがちな周辺のスポットをまとめていこうと思います。
ではでは、タクシーの運転手さんとは待ち合わせ時間までしばしのお別れ!
行く前に用意していきたいものと”タンブン”について
タイの仏教の中には仏教の大切な教えとして、功徳を積み重ねる「タンブン」という行為があります。良いことをすると徳が積まれ、それがのちに自分に良いこと(ご利益)が返ってくると言われています。
町中で見かける”鳥かごに入った鳥”や、川の近くだと”生きた魚や蛙”などが売られているのですが、食べるためにあるわけではなく放流するために売られています。生き物を自然に返す(自由にする)行為がタンブン(功徳が積まれる)につながる為です。あとよくあるのが餌やりもタンブンですね。
例えば、鳥だと自由に空を飛ぶということから”良い未来が切り開ける”とか、魚は種類により異なるのですが、ウナギは滑ってつかめないことから物事がスムーズに進む”仕事運上昇””金運上昇”につながるそうです。
寺院に行ったり、祠に手を合わせる、お布施をすることもタンブンです。
僧侶にお布施や托鉢をするとお経を読んでもらえることがあるのですが、一般の方にお経を読む行為や相手の幸せを願うこと、不安を取り除いてあげることは僧侶にとってのタンブンになります。
とは言っても、タイでは出家することが最大で最高のタンブンとされています。知(知識・悟る)を得ることが良いとされていますしね。出家に出す親もタンブンに当たるそうです。
もう、ここの一体タンブンだらけです。
なので、タイの小銭または20B札たくさんあると良いですね。
こういった場所では小銭でタンブンをする人用に近くに箱と小銭が用意してあります。
こんな感じに・・・お札を小銭に替えてくれます。なので出来れば20B札がたくさんあるといいかもしれません。銀色のケースに20B札を入れ、小皿を貰います。2皿なら40B、値段は箱に明記されています。使い終わったお皿は元のあった場所に返却してくださいね。
小銭があれば交換する必要もないので、自分の小銭を使用してもOK!もちろん、小銭じゃなくてお札をお賽銭しても問題はありません。ということで、家にある大量の小銭を袋に詰めて行ってきました!
全体図
全部で大きなスポットは10か所あります。
手前の駐車場からだと行ったわたし達は、ピンクのガネーシャまで迷うという(笑)
歩いた体感での地図なので、道少なかったり多かったりするかもしれません。なので大まかな全体図を把握しておくとうまく回れるかも。
セブンイレブンがかなり大きいしきれいなので、屋台飯が苦手な人はセブンイレブンで、パンとか買うのもアリですね~!
ピンクのガネーシャ付近散策
ピンクのガネーシャ
お目当てのピンクのガネーシャへ!ピンクのガネーシャがどうしても見当たらない人は、大きな仏像を目印に歩いていくといいと思います。
歩くのが嫌な人は、目の前まで車が走れる道路があるのでそこまで連れてきてもらうのもありかもしれませんね。でも、これ車持ちの方限定のやり方ですが・・・。
願い事はガネーシャに直接するのではなく、周りにいる子分のネズミにお願いします!
お願いするときの注意事項は
- 生まれた曜日のカラーのネズミにお願いする
- お願いするときは逆側のネズミの耳の穴をしっかり塞ぐ
- お願いする前にしっかり手を合わせる
- タンブン(お布施)は後でも先でもどちらでもいい
タイでは曜日毎にその曜日の色や仏像が決まっていて、自分が生まれた曜日の色のものを身につけるようにしたり、お寺に行ったときは自分が生まれた曜日の仏像に拝んだりすることが幸運をもたらすと人々の間に深く浸透しています。日本では自分の生まれた曜日を気にすることはあまりありませんが、タイの人々は大抵自分が何曜日生まれなのか知っていますし、日本でいう星座占いや血液型占いのように、曜日ごとに性格や運勢を占ったりします。
結構お寺巡りをすると、曜日の仏像に出くわします。タイにいる時は知っていると何かと便利なので一度調べてみるといいかもしれませんね。
- 月曜日→黄色
- 火曜日→ピンク
- 水曜日→緑
- 木曜日→オレンジ
- 金曜日→青
- 土曜日→紫
- 日曜日→赤
- 全曜日共通→金色
アイフォンやスマートフォンなら、カレンダーを見て年間表示にするとすぐ確認できますよ♡
さっそく!
わたしはオレンジカラーなのでオレンジのネズミへ。
と思ったのですが、ネズミって背高いんですね。お願い事するにもこんな障害があるとは。耳塞ぐ以前に、両耳パーパー!!!!こんなんガネーシャも聞こえているんじゃないかと思うくらい、声張りますよね。
なので、並んいでますが全曜日共通の金色のネズミさんに。
ちなみにこの人だかりは、みんな金色のネズミ待ちの列です!日曜日ということもあってすごい人!!金色は全曜日共通はもとより、金運商売繁盛に最もいいカラーなようで大人気なんです。
話す方の耳にしっかり顔をくっつけて、お願い事が漏れていかないように反対側の耳の穴をしっかり押さえてくださいね。ちゃんとネズミの両耳に穴があるんですよ。
タイの人たちは、反対側の耳の穴がちゃんと塞がっているか反対側に並んでいる人にチェックしてもらっていました。とっても重要な事のようですね。というわたしも、見ず知らずの人にちゃんとうなずいてもらいましたが・・・(笑)
このネズミの手と耳が勘違いしやすいんですよね~。
間違えやすいのは黄色のネズミですね。金色と黄色結構似ているのかと思ったら・・・。
これが黄色のネズミです。確かに、持ってる袋が金色なのでなんとなくこっちの方が金色っぽいですよね。
いや、もうむしろめっちゃ隅に追いやられてるし、左側回り込めない挙句、前にも陣取られるというポジショニング。上の写真と見比べてみるとあきらかにお花も少ない・・・なんなら前のやつより少ない、前の地味に大人気。
ネズミにお願いをしたら、ネズミが持っている袋にお金を入れて(タンブン)をして終わりです。
これもタンブンなのか?(お賽銭?)と思ったのですが、これらは全てお寺へのお布施と考えれば・・・みんなはお願い事をし、幸せを願ってお寺にお布施をすることがタンブン、お寺側は相手の幸せを願ってくれ不安を少しでも解消してあげるというタンブン。
お坊さんがお経を読んでくれたりすることと同じなのかな。
まぁ、お互いが幸せになれるタンブンってことですね。
入れるタイミングは後でも先でも。わからずいろいろ見ていたのですがみんなバラバラでどちらでもよさそうな・・・わたしはなんとなく先入れ派です。
お願い事が終わったら、ガネーシャの台になっている所に子ガネーシャ達がいるのでそれぞれにタンブンをしてきました。32体全員の鼻を触りながらお願い事をして、下の蓮の中にお金を入れていきます。ガネーシャの足側から左回りに(スタート位置に矢印が出てます)。
ちなみに、ガネーシャの正面の部屋の中には金粉を貼るガネーシャも大人気ですので、お時間ある人はぜひ。
これでガネーシャは終わり!
巨大なお釈迦さま
ガネーシャの足側から(左側)奥に進むと、大きなお釈迦さま!
遠くから見えていたお釈迦さま。本当想像以上に大きかったです(笑)
ここ通り途中もとにかく隙さえあればタンブンです。
そんなに願うことはあるのかと思っちゃいますが、小さな功徳と積み重ねるタイ人の信仰心が強く垣間見れる瞬間ですね。
日本にいた頃はお寺は年に1回の初詣くらい。でもだいたいみんな行っても年に1,2回くらいじゃないですか?しかも去年の報告と今年の抱負、健康祈願、今年も1年よろしくお願いしますとか?今思えば神様も「いや、なんかよろしくお願いされたわ」くらいのざっくり感。
日本も仏教ですが、タイの仏教とは種類が違うんですよね。凄くざっくり分けるとみんなが幸せになれる仏教と、信仰したもののみが救われる仏教と言った感じ。だからタイの方は寺院へは良く行くし、信仰心が強いと言われるゆえんなのかもしれませんね。
現世がついてないと「前世の行いが悪かった」っていう解釈で「来世は幸せになれるように!来世でお金持ちになれるように!」と現世の自分がタンブンをするようです。
社会の授業ではいまいちしっくりこなくて「同じ仏教にはかわりないだろ~」と一括りにしていたのですが、いざ目の前で触れてみるとなるほどなぁ~としみじみ。
このお隣にも大きな仏像があります。
写真スポットだらけで、観光気分で行った私はこの数時間であっという間にカメラの電池がなくなりました(笑)
願いがかなう壺
ガネーシャの頭側(右側)の屋根がついたエリア。
写真左奥側。
ロウをすくって1本の大きなロウソクを作る場所があったり。
この隣では、蝋人形の僧侶たちがいます。
かなりリアル、近くでみてもかなり繊細です。この僧侶の所は床が木の板になっているんですが土足厳禁です。
こういうのどこで作っているか知らないんですが、タイにある蝋人形ってかなりリアルでそっくりですよね。
なのにピカチュウはこクオリティーですよ。びっくり。
なんだろう・・・肩が広いのかな。ちょっとペコペコしそうなピカチュウですよね。
このお坊さんたちの斜め前あたりに願いの壺があります。
正式な名前はわからないので、願いの壺と勝手にそう呼びます(笑)
小銭がない人はこの噴水の左側に、20Bで一皿1B20枚か、2B10枚か。隣の40Bはこの噴水の下周辺でできる灯篭流し様です。
ここでは、小銭を小さな壺めがけて投げていきます。ちゃんと線もあるので、赤線にそって一列に並んでぽいぽいっと。
✓3枚入れば願い事が迅速に叶います。
✓2枚入れば願い事は叶います。
✓1枚入れば願い事の一部が叶い、時間がかかります。
なので、みんな必死に投げますよ(笑)
1枚とか入ったら、3枚入れるしかないですからね!何枚でも投げて大丈夫らしいので頑張ってください。思ったより入りやすいし、思いの外楽しいのでおススメです。
この奥の建物内は土足厳禁、金色の仏像や僧侶にお経を読んでもらえるスペースもあります。
蓮の花
この屋根をくぐって川側。
色鮮やかな蓮をイメージした建物があります。色鮮やかでとってもきれいなのでぜひここにも行ってみてください。
仏教の花なので、結構色々なところで見かけますよね。
他スポット
ピンクのガネーシャすぐ横(頭側)にあるガネーシャ象。
手には数珠などが巻き付いているので、マネークリップかのようにお布施をします。上の方の手に持っているのはお金ですね。20Bだったり100Bだったり。
写真は撮ってないんですが、ピンクのガネーシャの左側(足元の方)少し歩いたところに、おひげのながーーーーい僧侶の象があります(屋台スペースより手前の所)ここ、後々気づくのですが、スポットの一つの様ですね。丁度顔あたりに日よけなのかアーチがあってかがんだり横から見ないとわからないんですよね。なんであの高さにしたのか謎です。
わたしが見た範囲でのガネーシャ付近のスポットはこんな感じです!
今回かなり長くなってしまったので、また次回!!
次回は駐車場付近のスポットと、飲食店についてまとめていこうと思います。
ではまた!
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➡
[ワット・サマーンラッタナーラーム(วัดสมานรัตนาราม:Wat Samanrattanaram)]
住所 T.Bangkaew, A.Muang, Chachoengsao
時間 8:00‐20:00
入場料 無料
駐車場 あり(無料)
HP Wat Samanrattanaram-facebook